エフテ
華麗なるメンズシューズに捧げるオマージュ
美しい高級メンズシューズの収集に情熱を注ぐ創設者のフランク・トレソンス氏が、自分の大切な靴コレクションの手入れをする際に必要な物をしまう“宝箱” 作ることを思いついたのがきっかけでこのブランド「エフテ - EPHTEE」が誕生しました。
彼が考案した「旅行用大型トランク」をイメージした収納キャビネットは、開閉により靴の手入れをするスペースにもなるという、なんとも画期的なものでした。そして腰掛けて靴を快適に履くための持ち運び可能な折りたたみ椅子や、小物収納用コフレ(鍵付の小箱)などといった、様々なひらめきを上手に表現してくれるトレソンス氏の器用な指先から一連のシリーズが生み出されました。
2000年にはフランク・トレソンス氏のイニシャル‐F・T‐から社名がつけられたエフテが企業として誕生しました。まもなくメディアにも取り上げられ、トレソンス氏の独創性が話題になりました。その後、展覧会への出展や有名ブランドとのコラボレーション、「2002年S.E.M.A.グランプリ」や「2005年エクスポート・グランプリ」などの受賞により、エフテは世に送り出されたのです。現在、世界に名を誇る一流メンズシューズブランドのためにサービスを提供するまでに成長いたしました。
見事な創造美と性能、そして独創性に基づき、作品の大小を問わず常に最高の品質を求めて創作にかかる彼は「製品の仕上がりに満足しなければアトリエから外には出しません」と語ります。トレソンス氏はまた、自分のためだけの世界に一つしかないものを手に入れる「独占感覚」は最高の贅沢のひとつと考えています。すべての作品はお客様に応じてオーダーメイドで作られるためご依頼を頂くとまず、身長や利き腕、靴のサイズ、体重、趣味といった細かいことまでもお伺い致します。一人ひとりのお客様と打ち合わせの上で、お好みに合わせてお作りしています。このようにエフテの製品創作は、新たな芸術の誕生と言えるのです。
現在、美と希少性をこよなく愛する人のために、トレソンス氏のアトリエで自らが一針・一針に心を込めて創り出す製品は、東京・モスクワ・ブリュッセル・イタリア・オランダと、世界各地のお客様のもとへ届けられています。
シューズのお手入れ時間は、お客様だけの芸術品を使う贅沢な時間と、大切にされているお靴へのいたわりの時間となることでしょう。